私は東京大阪でサラリーマンを10年余り経験し、33歳の時に地元仙台に帰ってきて、戻って直ぐに仙台YEGに入会しました。入会当初は何もわからず、学生時代から関東にいたため友人も少なかったので同世代の友人が出来たら嬉しいくらいの気持ちでおりました。会への参加を重ねる毎に人脈形成ができたのはもちろんですが、入会して一番良かったと思えたことは業種は違えど同じ年代の方々がそれぞれのフィールドで活躍している姿を見て自分自身へ大きな刺激を受け、自社業をもっと頑張ろうという活力となったことです。仙台YEG今回会長という大役を預かることとなり微力ながら少しでも会の発展に貢献できるよう尽力させていただきます。
コロナ禍のYEG活動
コロナ禍となってから2年余りの年月が経ちました。人口の8割以上がワクチンを打ち、経口治療薬が承認され、処方も始まりましたがまだコロナとの闘いは続くものだと思われます。この2年間YEG活動においても一昨年度に続き、昨年度の全国大会も完全オンラインとなるなど、多くの制限がかけられてきました。活動自体休止する単会も多く出る中、仙台YEGは今やれること、そしてやるべきことをしっかり考え行動し続けております。
さらに自社企業だけでは乗り越えることが難しいこの難局を乗り越えるために会員内企業で互いに助けあったりし、また企業間でコラボし、新規事業を立ち上げることなども数多く見られました。コロナによって一層会員の連携、会としての存在意義や会員メリット向上に繋がったのではないかと感じております。
スローガン
令和4年度のスローガンは青年部らしく新しいアイデアや発想を生み出し、次のステージへ突き進み次世代を作っていくと言う想いをこめて「『新考進展』~20年の集大成、そして次の20年へ想いを繋ぐ~」と掲げました。世の中は日々刻々と変化しております。この変化に対応するために自分自身はもちろん、自社企業やYEG等の組織も変化させて成長していかなければなりません。そのためには新たな考えや発想が必要不可欠となります。
もちろん、今までも仙台YEGは「創意と工夫」、「勇気と情熱」を持って時代に合わせた様々な事業や取り組みを行ってまいりました。しかしながら、特にこのコロナ禍の状況においてはその変化のスピードと度合はより激しさを増しており、その変化に対応することが求められております。一年間このスローガンを掲げ会としてさらなるステップアップを図ってまいります。
仙台YEG 20周年
スローガンのサブタイトルにも記載している通り、今年で仙台YEGは20周年という大きな節目を迎えることになります。この20年で仙台YEGはいろいろな経験を積んでまいりました。2009年9月の東北ブロック大会、2011年2月の全国大会、そして翌月発生した東日本大震災を乗り超え、2013年度には日本YEG会長を輩出し、設立時54名でスタートした会員数は現在250名を超え、全国の中においても有数の単会となり、組織として大きく成長してきました。そしてこの2年間余りのコロナ禍であっても、さらなる成長を遂げようとしております。コロナ禍でもYEG活動の歩みを止めなかったのは諸先輩方がしっかり自分たちの『想い』を後輩に伝えてきたことがとても大きいと思います。その『想い』は言葉で表現することはとても難しく、私も入会当初は理解できないでおりましたがYEG活動を通じて感じ取れるようになってきました。そして今後仙台YEGが会を存続発展させる上で大切なことだと感じております。まずは『想い』をしっかり次の20年後の世代に受け継ぎ、伝えていきたいと思います。本年度はこの仙台YEG設立から20年の集大成を見せるとともに次の20年間の土台を形成する年としたいと思いますのでどうぞ一年間宜しくお願いいたします。